六甲山・荒地山ハイキング

年月日 出発地 主な経由地 到着地
2010.8.21(土) JR芦屋 道畔谷東尾根-荒地山-風吹岩-高座の滝 JR芦屋

先日の白馬岳で使用した道具の後片づけをして、昼からフラフラと出かけました。荒地山には長いこと行ってないから、久しぶりに訪れてみることにしました。JR芦屋を15時に出発しました。

立秋を過ぎても、尚も暑い日が続いています。あまり厳しくないお手軽コースを歩きました。


阪急芦屋川から北へしばらく行くと道が二手に分かれます。左は高座の滝方面、右は弁天岩方面です。
右手の道は動物霊園で行き止まりになっています。私有地立入禁止の看板がありますが、ハイカーは黙認のようです。
芦屋川右岸新道を遡っていきます。ところどころ崩壊箇所がありますがロープが設置されていますので、とりあえず大丈夫です。
陽明水が復活していました。震災後、水脈が変わったとかで枯れていることが多かったのですが、
地元の有志の方が補修されたようです。とても冷たくておいしい水です。
道畔谷堰堤を過ぎると分岐があります。直進方向は弁天岩及び道畔谷北尾根方面、
左手は道畔谷右俣・中俣・東尾根・左俣方面に向かいます。左手の道をしばらく行くと
巨大な航空母艦岩が見えてきます。右俣・中俣はこの岩のある谷筋を攻めるコースのようです。
道畔谷東尾根は急登が続きます。三点支持で慎重に登りましょう。
途中で道畔谷北尾根の山中に兎と亀の岩がありました。
左が亀で右が兎とのことです。
途中、クサリ場も出現しますが、慌てないで登りましょう。
突然ヘリコプターが現れました。地獄谷周辺をしばらく旋回していました。何かあったのでしょうか。
道畔谷東尾根を登りつめると岩梯子から登ってるルートに出合います。ここからの眺めも良好です。
荒地山方向に登ると弁天岩方面への分岐があります。この道標は修理して2年以上経つのに無事です。
荒地山山頂には、いつの間にかモニュメントが設置されていました。山の神と書かれていました。
芦屋市が設置した案内板です。ここにもスプレー魔がいるようです。山に行くのにスプレー缶をザックに忍ばせ
そこいらじゅうにマーキングせずには気が済まない、そんな人物がいるのですねえ。
荒地山からなかみ山経由で途中ショートカットして、宝寿水へ直行しました。ここも水量が豊富で冷たくて美味しいです。
17時45分風吹岩到着、誰もいません。
正確にいえば風吹岩駐在の猫が1匹いました。気持ち良さそうに居眠りこいてはりました。
風吹岩のすぐ下にズタズタに引き裂かれたリュックサックがありました。
さらにもう一つ、どちらもイノシシの被害に遭われたようです。
イノシシに餌を与える行為が繰り返された結果、人間は餌を持っていることを学習し
その結果、人間を襲うようになったと思われます。
生類憐みの令よろしく、六甲山のイノシシを捕獲できない、おかしな現状では
自分の身を自分で守るしかありません。くれぐれもご注意ください。
18時25分滝の茶屋まで下りてきました。

 ここのところの猛暑のせいか、それとも時間が遅かったせいなのか道中一人も会うことがありませんでした。この時期は少しでも涼しい信州方面の山を目指しているのかな。

 荒地山周辺の登山道の名称については、「プライベート・ガイド芦屋の山」(高谷昌良氏著・山と渓谷社刊・1989年3月20日発行)を参考にさせていただきました。