2003年12月31日 マカオ編

今までの旅行では現地旅行会社のツアーへの参加が条件で格安になっていたので、観光などにはとても便利な反面、必要でもない土産物屋やDuty Free Shopに連れて行かれ、貴重な時間を潰すことになっていました。現地の旅行会社もボランティアでやってる訳ではないので理解はしているつもりですが観光も飽きたので、今回は思い切って全日程自由行動にしました。

トラムはどこまで乗っても1乗車2香港ドル。 冷房が無いので夏場の利用はつらいかも。

八達通(オクトパス)を購入
自由行動にすると集合時間も気にすることはないし、好きな時間に好きな場所に行くことが出来ます。香港は地下鉄やバスなどの交通機関が充実しているので不自由することはありません。ただ問題は料金の支払いが面倒くさいことでしょうか。そんな悩みを解決するのが八達通(オクトパス)という名のICカードです。1枚150香港ドルで販売していて50香港ドルがデポジット(保証金)で、100香港ドル分を利用することが出来ます。使い果たせばチャージできますし、不要であれば返却して保証金を受け取ることも出来ます。JRのSuicaやICOCAみたいなものです。ただ実用化したのは香港のほうがずっと前です。現在八達通は地下鉄、バス、トラム、ピークトラム、スターフェリーなどの交通機関のほか、セブンイレブン、サークルK、大家楽(ファーストフード)などでも使えます。

マカオ行きフェリーのチケット売り場 マカオ行きは141香港ドル、帰りは142香港ドル
フェリーターミナル 噴射飛行、ネーミングが素敵だ。

マカオへ行く
1999年12月マカオはポルトガルから中国に返還されました。現在のマカオは香港と同様、特別行政区として扱われています。香港からマカオまではフェリー(水中翼船)で1時間ほどで行くことが出来ます。ただし香港を出国してマカオに入国するという形になるため、パスポートが必要になります。最近、広州でSARSが発生したため空港での検疫体制は厳重に行われていました。

入国審査を出てすぐ右手に観光案内所がある。 新福利(TRANSMAC)バス乗り場
大三巴牌坊には突き当たりのY字路を左に行く

マカオに着いたら
入国審査が済んだら、出てすぐ右手にある観光案内所に立ち寄って地図をもらいましょう。英語で見どころとか親切に教えてもらえます。タクシーや人力車のお誘いを振り切って、バス乗り場へ直行します。3系統のバスに5パタカ支払って乗車し新馬路まで行きます。マカオでは香港ドルがそのまま使えます。ただしバスでは釣りが出ません。一般のお店でも香港ドルは使えますが、お釣りはマカオの通貨で返ってきます。マカオの通貨は香港では使えませんのでなるべく釣りが出ないようにしなければなりません。

大三巴牌坊(聖ポール天主堂跡)
新馬路バス停を降りたところにセナド広場があります。周辺にはヨーロッパ風のお洒落な建物が並んでいます。そこを通り抜けて、石畳の道を進んでいくと、BODYSHOPという化粧品屋があるY字路に突き当たりますので、そこを左に曲がります。多くの土産物屋が立ち並ぶ坂道を登っていくと急に開けて天主堂の壁が見えます。新年ということで大勢の観光客で賑わっていました。

大炮台からはマカオの市街地が一望できる。 澳門博物館は是非訪れたい。

大炮台(モンテの砦)と澳門博物館
天主堂の壁の右手の山のほうへ向かうと澳門博物館の入り口があります。澳門とはマカオのことで広東語では「オウムン」と発音するようです。マカオの歴史や文化を知ることが出来ますので是非訪れたいものです。博物館を見た後はそのまま大炮台(モンテの砦)を見てみましょう。小高い丘からは市街地が一望でき、かつてマカオの街を敵から守っていた要塞の跡をうかがい知る事が出来ます。

リスボアホテルのカジノ 新八佰伴デパート

カジノ
マカオといえばカジノで有名です。中へ入ろうとしたら入り口で荷物を預けた上で厳重にボディチェックをしていました。ゲートで長蛇の列が出来ていたので入場は諦めました。写真撮影も無理っぽかったです。

新八佰伴デパート
ヤオハンといえばかつて東南アジアで栄華を極めた百貨店ですが、破産して久しかったと思います。しかしマカオのフェリーターミナルの近くに巨大な新八佰伴デパートとして生き残っていました。「新」がついていますから、かつてのヤオハンと関係があるのか、どういう経営形態をとっているかは判りませんが、客も大勢いて繁盛しているような感じがしました。